The First Fish of 2021
ついに自分が湾奥シーバスやってるぜ!といえる日が来るとは。2021年1月31日、これは自分にとっての記念日になった。場所は石川島公園の近くにある中の島公園という小さな公園。緊急事態宣言下ということもあって、公園には釣り人はあまりいないようだった。いつもどおり石川島公園で半ばキャスト練習をしながら適当に時間を過ごしてから、物は試しということで中の島公園へと歩いて移動した。橋の下やベンチには寒空の下寝ているおじさんたちが数人居て、なんとも言えぬ雰囲気だったが、そんなことはお構いなしにその人達の寝てるそばでルアーを投げ倒していた。ネットで調べた釣法で全く反応がなく、それが自分のやり方が間違っているのかあっているのかもわからない状態で色々と試し、レンジを変えようと思いルアーを変えたその数投後に急に竿が曲がった。一瞬何がかかったのかわからず、ナマズかクロダイあたりか?と思う鈍い感じだったが白く長い魚影でシーバスだとわかった。シーバスのアタリは「雑巾をひっかけたようなアタリ」と言われるのだけれど、そのゆえんがわかった気がした。巻き上げると急激に暴れ始め、竿がUの字にしなる。(一瞬竿がミシミシ行ったのでもしかしたら部分的に割れたかも)バシャバシャと豪快なエラ洗いやジャンプを繰り返すが、ルアーが外れないように竿を左右に動かしながら岸際まで寄せてくることに成功した。まさか釣れると思っていなかったのでタモを出しておらず、糸を手繰り寄せてランディングした(そのまま抜き上げると竿が折れるので)。かなりびっくりしたが、自分自身かなり落ち着いていてやり取りができていたようで、しっかり針がかかっていてバラすこともなかった。抜き上げたシーバスの匂いは正直なところめちゃくちゃ臭い。魚を触ったあとの手の匂いを更に凝縮した匂いが魚自体からめちゃくちゃするという感じで、少し離れても全然臭い。絶対素手で触りたくないなと思うほどだった(笑)
ぶっちゃけた話釣れた理由はわからんが、釣った瞬間はめちゃくちゃ脳汁がでた。釣りを始めてから狙って釣った魚で一番大きかったし、条件も悪い中思考錯誤しながら釣り上げた一匹はかけがえのない価値があった。都会に流れる川でゆっくり時間を過ごしながら釣りができて楽しいというのは改めて最高だと感じた。