Barracuda (Kamasu)
あいも変わらず釣りにばかりでかけている。このままだとこのブログは釣り日記になってしまうかもしれないが、それも仕方ない。
今回は千葉県は館山、館山港へと向かって車を走らせる。初日は昼間は館山港で探ってみるも全く釣れる気配がなく、早々に釣りを切り上げて昼飯へ。館山港近くの館山食堂というローカル感のあふれる食堂に行ってみたがすごくいい食堂だった。店内はかなり狭かったが席数は20席近く、僕らがいったころにはすでに数人並んでいるようだった。着席してメニューを見ると海鮮系のメニューなのにとにかく安い。海鮮丼が900円くらいで食べれるなんて都内だったらまず考えられない。そして驚くべきはそのボリューム。隣の席の人が頼んだ天丼は高さが30cmくらいはあっただろうか、、、数え切れないほどたくさんの種類の天ぷらが積まれている(≠乗っている)だけでなく、そのいずれもがめちゃくちゃにでかい。見ただけで胃もたれしそうな量だった。逆側の隣の親子連れは日替わりランチ的なものを頼んでいたが、大きなミートボールが10個ほど、それに野菜コロッケ、大量の刺し身、ご飯、おしんこ、味噌汁という圧倒的なボリュームでまったく机に乗り切っていなかった。単品で頼んだなめろうはびっくりドンキーも足元に及ばないくらいの特大のハンバーグのようなでかさだった。僕は海鮮丼を食べたが切り身の数は20枚くらいでまぁあり得るだろうと思うが、大きさと厚さが普通の海鮮丼の3倍くらいはありそうだった。こういうときは意を決し満腹感を感じる前に食べきるに限る。勢いよく食べ進むと、その刺し身の旨さに驚く。やはり海のものは海の近くで食べるべきだと思い知らされるクオリティだった。なめろうはいろいろな魚がどっさりと入っていて、程よく油が乗って濃厚な味わいだった。この店は館山に来たら毎回でもいいので寄りたいと思える店だ。
夜は宿の近くの浜田港へと赴きネチネチとせこい釣りをした。景観がとても良くて釣れそうな気がしたけれど、結果小さなカサゴが1匹釣れただけにとどまった。僕ら以外に釣り人はほとんど居なかったけれど、すぐ帰ってしまったり、海の様子を見てはすぐに引き上げていってしまった。よほど風と波が強かったのだろうと思う。終盤に大きな当たりがあったが乗らず、悔しい思いでその日の釣りは終わった。
翌日はゆっくりと起きて見物堤防というところに。この日は晴れていたがだいぶ風が強く釣りにならなかった。居ても立ってもいられず場所を大きく変えて富浦港という広い漁港へと移動した。とても広くて釣り人も多く、穏やかな天気で気持ちがよい釣り場だった。竿を出してワームでちょろちょろと探っていると僕のところにやってきたのは一匹のカマス。食べれるサイズだったのでそのまま持って帰ることにした。この日はそれ以降あたりは何度かあったが釣ることはできなかった。いい場所は地元の人たちに抑えられてしまっているし、狭い場所で的確にキャストを決める自信もなかったから、無理していい場所に入らなかったのも釣れない原因だ。次に来たらヒラメやマゴチを狙ってプラグを投げてもいいし、アジを狙ってジグサビキをやってみても良いかもしれない。テトラポットの隙間に餌を落としてみてはどうだろう?といろいろな釣りが楽しめそうな場所だった。きっとまたここに来て釣りをするんだろうなと思った。更にいいところが、この漁港はごはん屋さんが併設されており、新鮮な海鮮を堪能できるということだ。朝10時になる頃には一日数食限定の定食を求めて20人くらいの人が開店を待っているほど。僕たちは昼過ぎに行ったけれどほとんどの定食が売り切れていたので「まんぷく定食」というのを頼んだのだけれどとても美味しかったし予想通りボリューミー!昨日の昼ぶりに食べたまともなご飯だったのでとても充実していた。
その日はとても夕焼けがきれいだった。水平線に沿って釣り人が点々と並んでいて、一生懸命に竿を振っていた。そういう光景を見れただけでもこの日は良かったなと思う。