ESSAYS IN IDLENESS

 

 

Sea bass Fishing in Tokyo

なんの関係もないけど1年くらい前のフレディーズのライブの写真、一年が経つのは早い

なんの関係もないけど1年くらい前のフレディーズのライブの写真、一年が経つのは早い

東京でも釣りができるはず、そう思って始めたシーバスフィッシングが予想以上に面白そう。というか、実際にはまだ1バイトあっただけで釣ったことはないけれどめちゃくちゃ楽しい。今年は釣りを始めたおかげでかなり沢山の場所に行くことができたし、きれいな景色もたくさん見れた。まともな釣果がないのが一番深刻ではあるけれど、それでもかなりいい思いをさせてもらっている。東京で釣りをしようと思い立って始めてみたシーバス釣りに関しても全く同じことが言えるだろう。

江東区の海沿いなんて、釣りを始める前はなんの興味もなかった場所で「水が汚い」だとか、「見るものがない場所」みたいなイメージしかなかったけれど、釣りを始めてみるとその考えは大きく変わる。普通に、ごく普通に夜のレインボーブリッジはきれいだし、大きな開けた港は気持ちがいい。別に田舎に行かなくたって海で見る夕暮れは常にとてもきれいだ。運河の周りを散歩するのは気分が良いし、地元のおじいちゃんが話しかけてきてくれるのもなんだか和むし、何が釣れるかわからないけど竿を振ってるときは無心になれてストレスが晴れていくような心地がする。釣り場を巡って豊洲の住宅街を縫うように歩いていると、いままで見てこなかった東京のまた違う側面が見れてとても楽しい。この街なら住めそうだ、とか、駅の周りにいい店がある、だとか、歩いている人たちが若い人が多くて活気があっていいなだとかそういう気付きも生まれてくる。

一つだけあるとすれば、基本的に僕は電車釣行がメインになるから仮に魚を釣っても持ち帰れないし、大きな荷物を持ち歩けないというデメリットがある。車が持てるようなお金持ちだったとしたら、もし大きな魚が釣れたり気晴らしに小物釣りをしたときでも魚を持って帰ることができるのに。時間に左右されずにさっと車で来て、タックルもたくさん積むことができて、幅の広い釣りができるのはとてもうらやましい。でも僕はそうではないから限られたお金、限られた装備でなんとか一匹を掴もうと日々頭のなかで戦略を立てる。一見めんどくさいが、その時間も結構楽しかったりする。まずは手始めにパックロッドを買ってみて、電車釣行の装備を充実させていこうと思う。

hiroshi ujiiefishing