Char Sashimi
11月の3連休中日、会社の同僚と2人と以前いった赤久縄山へと釣りへ。天気は快晴、気温は暖かく気持ちが良かった。この日は僕のこれまでの中では一番の釣果となる日になった。同僚2人は初めて赤久縄へと来たが、常に「気持ちがいい!山に住みたい!」と言っていた。それくらい、この赤久縄という管理釣り場は最高の場所だ。
この日、僕は合計で20回程度のバイトを経験した。そして釣果としては8匹。30cmくらいのニジマスを6匹、20cmくらいのヤマメを一匹。そして40cm後半くらいの大きさのまるまると太ったニジマスを1匹釣り上げることができた。大きなニジマスは重く、手持ちのランディングネットに収まらないほど大きかった。ランディングのときは糸を出されたが少し強引に寄せながら泳がせつつ、うまく取り込む事ができたと思う。しかしこの日は釣った数よりもばらした数のほうが多く、それが単純に下手だからなのか、ルアーについてる針のせいだからなのか、運が悪かったからなのか、、、わからなかったけれど、次回はフッキングをより強く巻き合わせるようにしてみようと思う。
この日は僕以外のメンバーはそこまで連れたわけではなかった。釣り経験が豊富な同僚の一人はだいたい4匹ほど。釣りを始めたばかりのもうひとりの同僚はライントラブルにたくさん見舞われて釣りにならない感じがしていたが、一番先に一匹を釣り上げた。しかしそれ以降魚がかかることはなかった。この日の釣果を左右していたのは手持ちのルアーの種類と色だろう。僕が持っていて、他の二人が持っていなかったのは緑色のマイクロスプーンだ。僕はこの日1.5gほどの重さしかないマイクロスプーンの激安セットを持ち込んでいた。以前王禅寺で爆釣していた釣り名人が小さなルアーをネチネチと動かしていたのを知っていたからだ。僕の持っているタックルはベイトリールで軽いルアーは扱いにくい。しかし投げ方を工夫することである程度使えるようになってきたのが、この日の釣果につながったようだ。僕が最初に釣ったのは赤色のスプーンそれで3-4匹は釣った。僕が赤いスプーンを使ったことを同僚に教えると、同僚も赤いルアーを使って何匹か釣っていた。間でミノーを投げたが反応はなく、そこから小さな緑色のスプーンをなげて4匹くらいを釣り上げた。
この日の経験からわかることはいくつかあった。まずルアーローテーションの重要性。その日、その時間帯でどのルアー、どの色に反応するかを見極めることが大切になる。次にルアーを決めたら投げる場所。投げやすい場所の魚は釣りにくい。管理釣り場といえどポンドの中央よりは岩盤の際や影のほうが釣りやすい。特に管理釣り場の場合は軽いルアーを扱うので奥に投げれば投げるほど魚は擦れていないことになる。魚を釣ったときはたいてい奥に投げた場合だったし、投げた瞬間に「釣れる」という感覚もなんとなくあった。最後にルアーの動かし方だ。見切られないギリギリの速さでちょっとしたレンジの違いを攻め続ける。何度か同じところに投げたら別の場所に投げて場を休ませる、その繰り返しになる。この考え方があっているのかどうかはわからないが、こうした仮設を持って釣りに取り組んだことで良い釣果につながったと思っている。釣りはこうした自分なりの発見を重ねていけるのが楽しい、それが気持ちのいい自然の中でできるっていうのが最高だ。
この日は以前から食べてみたかった赤久縄の管理等での食事ができたこともよかった。立派な古民家風の家屋で、囲炉裏のついた座敷もある。僕たちは新そばや鴨肉、イワナの刺身やヤマメの塩焼きを食べてお腹を満たした(同僚はビールも飲んでいた、、、羨ましい)。囲炉裏の炭火でじっくりと焼き上げたヤマメはとてもおいしかった。。ふんわりとした身とパリッとした皮、適度に効いた塩味、海の魚にはない独特の風味。普段全く口にしない味で、一口食べると非日常をとても感じられたことを覚えている。イワナの刺身は白身の上質なサーモンのような風味で、一匹分まるごと一人で食べてしまいたいくらいの美味しさだった。たった一日の釣り、これで救われるとはなんとも安っぽい感じだがこれで良い。
次は海や、湖で、大きな魚を狙ってみたいと思う。