ARTIFICIAL / LANDSCAPES
二度目になるスミスロックとペインテッド・ヒルズに向かう途中、風力発電機の回る広大なランドスケープを見た。辞書で調べたところ、英語のランドスケープという言葉は人工的に作られたものも含めているらしい。なるほど、まさにこれがランドスケープなのだなと勝手に納得してしまう。日本語で言うところの風景と、このアメリカの風景に当たる言葉、ランドスケープはどうやら似ているようで本質的に異なる。そもそも自分の頭の中に立ち上がってくるイメージが違っている。アメリカに来たことで、その違いがどういうものなのか直感的にわかるようになってきた気がするけれど、言葉にするのにはまだ少し時間がかかりそうだ。そのうち「風をあつめて」でも聴きながら、その違いについてじっくり考えてみようと思う。