12/27 BEACH RESORT
今日も空が青い。ポートランドにいたときは9割くらい曇りだったので一年分くらいの青空を見ている気がする。
食堂のおばちゃんがスペイン語で話しかけてくる。とりあえず「オラ!」と挨拶をする。昨日から思っていたけれど、サンディエゴの人たちは話す人話す人、みんなとても優しい。ホテルのフロントのお兄さんや、清掃のおばちゃん。駅の係の人やお店の人、タバコ屋のおじさん。みんなにこやかに話しかけてきてくれるし、気さくだ。こういう人を介したいい思い出ができた街は自分の中でいつまでも記憶に残る。
2週間の旅行も折り返しを過ぎる、つまり、洗濯物が溜まっている。だましだまし使ってきた衣類もだいぶ溜まってきたので、近くのランドリーを探す。近くのホテルに併設されたランドリーに入って、早速洗濯物を入れる。意気揚々とボタンを押すと僕の洗濯機でなく、誰かの乾燥機が作動した。「そんな!」と思いつつ、フロントに両替を頼みに行きなんとか自分の洗濯物を洗って乾かすことができた。
ちなみに、海外のランドリーはすべて25セント硬貨しか使えず、洗濯乾燥をするんだったら合計で15枚くらいの硬貨が必要になる。「アホか」という気持ちになりつつ、何度もフロントに両替を頼みに行き、結果的に選択を終えるまで2時間以上かかり午前中がそれで潰れてしまった。モーテルのベンチでタバコを吸いながら、太陽の光をめいいっぱい浴びる。罪深くなるくらい気持ちが良い。掃除のおばちゃんと話をしたり、モーテルにチェックインする人たちが遠くから大声で話しかけてきたり、隣に座っていたタンクトップの金髪女性を横目に眺めたり。そんなことをしながら時間が過ぎていった。
午後から、海沿いのコロナドというちょっとした離島になっているエリアに出かける。バスが港のエリアをダイナミックに走っていく。コロナドは避寒地のリゾートといった具合で、お金をもっていそうな親子連れや老夫婦で賑わっていた。芝生のエリアでゴロゴロと横になりながら、赤ちゃんが隣に前転をしながら転がり込んできたり、女の子が側転をしたりするのを見ていた。海や砂の綺麗さは、ベニスビーチよりも更に綺麗。一生懸命景色をながめていたら、海に反射する太陽の光が強すぎて目がおかしくなった。
その後、サンディエゴのオールドタウンへ向かう。オールドタウンから見えた、沈みかけるサンディエゴの夕日が素晴らしく綺麗だった。何もしない一日だったけれど、たまにはこういう日もあっていいと思う。