ESSAYS IN IDLENESS

 

 

Fishing is good

写真を撮らなかったのでいつかいったミネソタ州の湖の写真

写真を撮らなかったのでいつかいったミネソタ州の湖の写真

ついに来た、まともな魚を釣ることができる日が。と言っても魚影の濃い管理釣り場だけれど、それはそれでいいものだ。群馬県の山奥にある赤久縄(あかぐな)という管理釣り場へ早起きをして車で向かう。釣り場へ向かうのにはかなりの酷道を走らなければ行けなかったわけだけれど、釣り場はとても整備されたきれいなところだった。源流のエリアや、釣りのしやすい複数のポンドエリア、その奥には深いダムのエリアがあり、50人くらいの釣り人で賑わっていた。管理棟もすごくしっかりしていて、立派な囲炉裏を備えた古民家風の食堂が併設されていた。

こうした管理釣り場のいいところは魚の習性が学べるところだと思う。流れのなかでゆったりと泳いでいるヤマメ(ルアーにはまったく反応しない)、ルアーに果敢にアタックしてくるニジマスやイワナ、そいつらがどんなスピード、動きで巻いてくれば反応するのかが目視で確認できるのがいい。結局この日僕は40cmオーバーのニジマス、30cm程度のニジマスが3匹、20cmオーバーのイワナが一匹釣れた。特に、大きめのニジマスをかけたときにはドラグがジリジリ鳴って、ジャンプするニジマスを押さえつけるようにロッドを動かしながらランディングまで持っていくことができたのは嬉しかった。この魚たちはある一定の時間、お昼前の30分位でまとめて釣れた。そしてルアーを銀色の鮎カラーに変えた瞬間に釣れてきたやつらだった。周りの釣っている人たちはスピナーやスプーンを使う中、5cmのヘビーシンキングミノーで釣れたことが密かに誇らしかった。一緒に行った友達も初めてまともに魚を釣ったらしい。その感想が「初めてセックスをしたときの感じ」と言っていて、釣り場で爆笑してしまった。たしかにそうかも知れない。

きっとこの釣り場にはまた来るだろうから、次は源流エリアでスポット打ちの練習でもしたいと思う。

hiroshi ujiiefishing